■簡単なあらすじ
異次元からの侵略者「近界民」の脅威にさらされている三門市。そこに住む少し正義感の強い中学生・三雲修は、謎の転校生・空閑遊真と出会う。遊真の行動に振り回される修の運命は!?最新型SFアクション始動!!
■おすすめポイント
あらゆるキャラクターが詰め将棋のように最善手を打ち続け、敵も味方も作戦と戦術で戦い抜く。
加えて、交渉事や駆け引きなど、バトル以外の盤外戦術でも、全てのキャラクターがロジカルにクレバーに動いていく。
とにかくクレバーな頭脳戦が魅力の漫画だ
この漫画はとにかく主人公に優しくない。なんせ他の漫画なら必ずあるはずの「主人公補正」ってもんを、三雲君は一切持っていないのだ。主人公なら持っているはずの幸運、才能、そんなものは三雲君には一切ない。
三雲君はとにかく弱い。まず、戦士としての戦いの才能がない。トリオン量も少ないし、武術的な立ち回りもあまり上手くない。どちらかというと作戦や策略で何とかしていくタイプだけど、IQが180あるズバ抜けた天才とかかというと全然そんなことはない。平均よりちょっと頭がいいくらいだ。当然努力はしているが、この漫画では全員がちゃんと努力しているのでアドバンテージにならない。
他の漫画なら、それでも主人公に有利な見えない力が働いて活躍するもんだけど、残念ながらこの漫画にそんなものはない。主人公だろうと、格上の相手に囲まれて作戦が少しでも甘ければ何の見せ場もなく一瞬で退場します。
それでも、そんな自分の弱さを自覚しながら、何とかしようといつも頑張り続ける三雲君の姿がすごい応援したくなるんだよね。登場人物たちも同じ気持ちなのか、三雲君の周りには次第に人が集まり始める。主人公補正はないけど、主人公気質ではあるから、徐々に人望が募ってくるのかもねしれない。
才能や血統や特殊能力に恵まれまくったジャンプの主人公たちの中で、最も「弱い」主人公、三雲 修。彼がその逆境と不運にどう立ち向かっていくのか。この漫画の大きな見所の一つ。
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