■簡単なあらすじ
何という事もない人生を送っていた三上悟は、通り魔に刺され37年の人生に幕を閉じた……はずだった。ふと気がつくと、目も見えなければ、耳も聞こえない……。そんな状況の中、自分があの“スライム”に転生してしまった事に気づく。最弱と名高いモンスターである事に不満を感じつつも、お気楽スライムライフを満喫する三上悟だったが、天災級のモンスター“暴風竜ヴェルドラ”と出会ったことで運命は大きく動き出す――。
ヴェルドラに“リムル”と名付けてもらい、スライムとして新たな異世界生活をスタートさせた矢先、ゴブリンと牙狼族との争いに巻き込まれ、いつしかモンスターたちの主として君臨することに……。
相手の能力を奪う『捕食者』と世界の理を知る『大賢者』、二つのユニークスキルを武器に最強のスライム伝説が今始まる!
■おすすめポイント
転生もの、異世界ものは珍しくない。ただ人気のある作品は何か一つ意表をついた設定がある。
これが二つだと手に余る。この作品ではその一つというのが主人公がスライムに転生してしまったという点。あとはチート気味に能力を獲得していくので小気味良くストーリーが展開する。
基本的に主人公はスライムでしかも37歳の知性と経験を持ったまま転生しているが、転生した状態では逆に子供のような素直で好奇心が前面に出ている。巻末に収録された番外編では暴風竜ヴェルドラが客観的に主人公を評しているのが面白い。このヴェルドラもヴェルドラでいつの間にかスライムの中でニートみたいなことになっているのがおかしい。
コミック化には冒頭部分で主人公のスライムに五感が無いことがハードルになったようだが、実際はさほどの不自然さもなく話が始まるのは素直にうまいと思う。同時にもともと洞窟の中という視覚があってもなくても同じような環境から始まったのも幸いしている
異世界もの。痛快に強い。悩まない。設定が奇抜。
最近のラノベにありがちな設定を全て満たした、いわば王道です。
それがコミックとなれば、より一層何も考えずに安心して読めますw
話としては、突然の出来事で死んだ主人公が、転生したらスライムだった。だが、ユニークスキルでこの世界で活躍するぜ、といった感じでしょうかw
当然ご都合主義の設定やら世界観もてんこ盛りですが、そんなことは無視して楽しめます。
★五つ。これぞ最近のラノベという話が読めます。お勧め。
■読んでみる
読むなら、電子書籍(ebookjapan)がオススメ!
下のリンクでebookjapanへ行けます!
コメント