荒木飛呂彦ファン、岸辺露伴ファンなら買わない理由がありません。
ジョジョ本編で使えなかったであろうアイディアがてんこ盛りです。
■簡単なあらすじ
杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。好奇心に溢れ、リアリティを追求する彼が、さまざまな取材先で体験した恐怖のエピソードとは…!?『懺悔室』『六壁坂』『富豪村』『密漁海岸』『岸辺露伴グッチへ行く』の5編を収録。
■おすすめポイント
荒木先生の独特な世界観と、先生独特な考え方がたまらなく素敵です。
露伴ちゃんのキャラがとてもハマる短編集。
いつものスタンドバトルもいいけど、こういうのもなかなかいいですね!
物語の設定上スタンドバトルではないとのことで敬遠していましたが、作品の世界観はしっかり守られていました。
余韻を感じさせる結末の物語は本編にはない魅力を感じさせます。
荒木氏の代表作ジョジョのほかに、こういった怪奇モノも荒木氏の妙味。
絵柄や画風は変われど、ゾクゾクする読み味や良し。
岸部露伴を主役にしたミステリー色の強い短編、荒木ワールドはもちろんですが自己パロディ要素、
懐かしい4部の登場人物も登場したりで楽しめます
なんといっても、ぐいぐい読ませる力はさすがです。
今までいろんなところで掲載されてきた岸辺露伴は動かない。
それらがようやく単行本にまとめられた1冊です。
話の内容は普段のジョジョとは毛色が違います。
スタンド攻撃を受けたような不思議な体験をするのですが、明確にスタンドは出てきません。
岸辺露伴というキャラクターが好きな人にはおすすめです。
ジョジョはシリーズを重ねるごとに舞台背景や人物描写、さらにはスタンドの能力が複雑になり、
単行本で一気に読んでもついていけない部分が少々あります。
こちらは読み切り短編集ということもあってシナリオのプロットも登場人物の関係もシンプルそのもの。
シンプルとはいえ、さすがジョジョ。
しっかり練りこまれたストーリー・コマ割り・描画の質は本編とまったく見劣りしません。
■読んでみる
読むなら、電子書籍(ebookjapan)がオススメ!
下のリンクでebookjapanへ行けます!
コメント