■簡単なあらすじ
家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる――!! 様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化!
■おすすめポイント
私はずっと犬を飼ってるし猫も好きだけど殺されたのが犬でもこの漫画を支持します
可愛がっていただろう飼い猫をも殺すような危険な精神状態を表しているからです
人は何らかのトラウマを持ってますが突き詰めたら大人から受けたものでしょう
そして大人になったら絵に描いたような何のトラブルもない家庭なんかない事に気づく
この漫画に描かれてるのは一刻を争うような深刻な例だけど、
うちも危ないそうならないように努力が必要だと喝を入れて頂いた
原作者の押川剛さんは、説得を通じて重度の精神疾患を抱える人物を医療に繋ぐことをお仕事にされており、この漫画は押川さんが見てきた現実をノンフィクションで描いています。
原作も衝撃的な内容のオンパレードでしたが、漫画になるとリアルさが一層際立っていますね。漫画で取り上げられているケースは、家族間で殺すか殺されるかという「命」のやり取りにまで発展しているものであるため、辛い、怖いと感じる人もいると思います。ただ、何かと殺人事件と精神疾患がリンクして報道される昨今、この漫画に描かれている様な事が隣近所で起こっているかもしれないと思うと、決して他人事ではなく考えさせられるものがあります。この漫画で描かれている様な重度の精神疾患を抱える人物は、医療や福祉の支援を受けにくい現状があるとのことで尚更です。
巻末には押川さんが書いたコラムが載っており、何故この漫画を作ろうと思ったのか、その想いが記されています。何かと批判を受けることもあるそうですが、それでも実名や会社名を公表してまで漫画化し、今まさに世の中で起こっている問題を訴えかける姿勢からは、押川さんの本気度がハッキリと伝わってきます。それ故に、この漫画を色んな方に読んでもらいたいと素直に思ってしまいました。
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