■簡単なあらすじ
舞台は多くの人が超常能力「個性」を持つことが当たり前の世界。そこでは個性を悪用する敵(ヴィラン)を取り締まる「ヒーロー」が憧れの存在となっていた。ヒーローを夢見る少年、緑谷出久は何の能力を持たない「無個性」だった。これは出久が「最高のヒーロー」になるまでの物語である。
■おすすめポイント
多種多様な“個性”たち。雄英高校には、毎年厳しい入学試験を勝ち抜いた生徒たちが入学します。デクのクラスメイトも、それぞれが強すぎるほどの“個性”を持っており、その豊富さが物語を盛り上げる
当然ヒーローがテーマの物語とあって多くの戦闘シーンが描かれるのですが、魅力的なのはアングルが一瞬一瞬で細かく変化し視覚的に迫力満点である点です。まるで間近でそのシーンを見ているかのような臨場感に惹きつけられます。さらに、決着の瞬間などヒーローたちの“個性”が爆発するシーンは大迫力の見開きで描かれており、コマのメリハリも抜群です!また、主に戦闘中の擬音語として「SMASH!」や「BOOOM!」など英語が用いられており、そのアメコミ風のタッチが新鮮で面白い。ヒーローが最も輝く瞬間である戦闘シーンにて描かれる「圧倒的臨場感」をぜひ体感して頂きたいと思います!
多くのヒーローものの作品は、既にヒーローとして活躍する強さを備えた存在を描いているものが多いかと思います。ですが、この物語はヒーローとしてはまだまだ未熟なデクを始めとする生徒たち(言うなれば「ヒーローの卵」たち)が、強くなっていく過程を大切に描いています。なので、ヒーローとして未熟であるがゆえの葛藤や壁にぶち当たるシーンも多く、そこが魅力です!それぞれの課題と対峙する彼らの姿から、絶対的なヒーローもヒーローである前に私たちと同じ1人の人間であることが伝わってきます。だからこそ余計に、もがきながらもヒーローを目指す彼らに共感したり応援したくなったりするのです。
■読んでみる
読むなら、電子書籍(ebookjapan)がオススメ!
下のリンクでebookjapanへ行けます!
コメント