アツいサッカー漫画。
これから、なにかを始めようとしている人に読んでもらいたい。
奮い立たせてくれるような、刺さるセリフが多い。
■簡単なあらすじ
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシ戸だったが、まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―――そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!?将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、ここから急速に回り始める!!
■おすすめポイント
これまで、サッカー漫画の舞台といえば高校かプロでした。『アオアシ』では高校と同世代のユースチームが舞台となっています。そのため、主人公がセレクションやユースBチーム、ユースAチームなど数多くの障壁が待ち受けます。
その障壁を乗り越えていく姿には非常にワクワクさせられます。この面白さはユースという舞台ならではのものではないでしょうか。
「アオアシ」では、登場人物の心情が丁寧に描写されています。
ユースという弱肉強食の舞台で、次のステージに上がっていく者、挫折する者、そのユースの選手たちを支える監督・コーチ、家族など、それぞれの心情が描かれています。
ユースの舞台で必死に頑張る選手たちの想いが丁寧に描かれることによって、その想いが叶ったときも、叶わなかったときも、非常に感動させられます。
展開としては、本格的に触れられるのはこれからですが、ユースと高校サッカーとの選手の心持ちの違いも描かれるようなので、どのような形で描かれるのか、これから楽しみです。
「アオアシ」では、原案や監修として、スポーツライターの方が関わっています。
そのせいもあってか、他のサッカー漫画と比べても、サッカー戦術に関する記述が多く、かつ具体的です。
エスペリオンユースの福田監督は、東京シティ・エスペリオンを世界一のクラブにすることを目指していますが、ただ漠然と目指しているわけではなく、指向しているしている戦術等が具体的に描写されています。
そして、個々の能力が、その戦術の中でどのように生かされているかという点まで、描かれています。
そのため、単に得点を決めるとか、相手の得点を防ぐとかそういった見せ場だけでなく、戦術での働きといった見せ場を作ることもできています。
試合展開やスーパープレイで魅せるサッカー漫画とは一線を画す作品といえるでしょう。
■読んでみる
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