■簡単なあらすじ
【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】悪魔の血を継ぐ少年・奥村燐の前に、突如父を名乗る魔神が現れ、悪魔が棲む虚無界へと連れ去ろうとする。高名な祓魔師である養父は、命を懸けて燐を守り死んでしまう…。燐は己の無力さを悔やみ、祓魔師になって魔神と闘うことを強く決意するッ!!
■おすすめポイント
19歳のころから規格外の画力・奥深さを持っていた加藤和恵(30)が、漫画家として脂の乗った時期に満を持して送り出す本格連載作品。
1ページでも見れば分かるその魅力的な絵柄は少年マンガと少女マンガのいいとこどり。
剣や銃、まがまがしい(時に可愛い)悪魔、バトルシーンの切れの良さは間違いなく男子好みの直球であり、そこに女性ならではのきめ細やかで踊るような筆致、さらに過不足のない適切な心理表現が加わり、ぱっとしないタイトルからは想像もできないほど豊かな世界が広がる。
幽遊白書とか烈火の炎が好きな人なら買って後悔することは無いと思います。
オススメっす。
最初は絵はあまり気にしなかった(バクマンの読み過ぎで)が、後々眺めるとやはり上手い。
背景も独特の雰囲気を醸しており、これぞ「ファンタジー」という感じ。
ストーリーも王道ながら、主人公の「目的」、サタンの「目的」がハッキリしているので、燐の気持ちやその世界観に移入しやすい。そして今後の展開が気になって仕方なくなる。
よくある正義と悪をテーマにし、悪を断つといった内容のただ単純なものでなく、そこに人間くささや、自分の中にある悪の存在など、読み手が考えるべき内容が沢山散りばめてあると思いました。
ただの娯楽として読むのでは勿体無い。
この世界に自分を反映させ、自分を客観視出来るのも楽しめる作品だと思います。
■読んでみる
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